キャブレターのOHをしたかった その2
前回、キャブレターのジェット系の交換(オーバーホール)を実行して、1回目の試走後、2回目の試走をしたら300メートルくらい走って止まってしまった原因を数日考えていたんですよ…(白目)
フロートのドレンスクリュー(緩めるとキャブからガソリンが抜けるネジ)からガソリンを抜くと、4気筒あるうち1、2番にはガソリンが入っていて、3、4番には何故かガソリンが流れてなかったのだ。
というのが、その日分かったこと。
後日、再度エンジン始動を試みると、2気筒から3気筒になっているのを確認。
ガソリンを抜くと3番までガソリンが流れて、4番には流れていない。
これもうわかんねぇな(半ギレ)
一般的なキャブレターは負圧キャブと言われ、負圧がかかってガソリンタンクからキャブレターにガソリンが吸い出される仕組みだ(多分)。
中には強制開閉式キャブレター等もあるが、その辺の説明は読んで字のごとくなので割愛する。
まず、簡単な所から原因を探る為に、
ホース系統の取り回しを見て、負圧ホースの取り回しもやり直そう。
細い管が負圧ホースだ。
太くて、傷つき防止用のスプリングが付いてるのが燃料ホースだ。
マニュアルよると、
『負圧ホースはスロットルケーブルの真下から取り回す事』
って事なので、元々そんな事を考えた事も無く、
『とりあえずついてる所についてればええやろ(適当)』
と、ガバガバな考えを改めて(改めたとは言ってない)、
上の様にホースに負担が掛からないように取り回すことにした。
マニュアルに書いてある本質は、『ホースが変に曲がったりストレスが掛かると正常な負圧はかからないから、ちゃんとやれ』って事なのだろう。
燃料ホースはエアクリーナーボックスに挟まれて潰れたとか、そういう事は無かったから気休め程度だが妙な曲がり方をしない様に少し修正したゾ。
で、燃料コックをPRIにして強制的にガソリンを流し、古典的ではあるが車体を右側に傾けたり、ドライバーの柄でフロート辺りをコンコン叩く。
すると、ガソリンがしっかり流れるのであった。
エンジンを掛けると、ややアイドリングが不安定ながらも4気筒作動していた。
何度かガソリンを抜く→コックをPRIにしてガソリンを送る。の工程を繰り返しても4番からガソリンは出てくるし、ガソリンは流れてる。
結局何だったのか…(困惑)
(ここまでが3月3日位の事)
で、今日は始動する事からスタートし同調を取り直す事にした。
同調が取れているかは置いといて、4発動いてますねぇ pic.twitter.com/zwrf8pjUYd
— ぐったり (@mattari_zephyr) 2020年3月5日
4発動いてますねぇ…(事前に暖気をして確認済み)
ただ、同調が)ちょっとズレてるかな…
同調取らなきゃ…(使命感)
もう誤差の範囲で良いでしょ(妥協 pic.twitter.com/zBHgy2KCev
— ぐったり (@mattari_zephyr) 2020年3月5日
もういいや…(諦め)
同調を取るのは完璧を求めるとキリがないので、ある程度妥協点は必要なのでこの辺りでやめておく(面倒くさがり)。
ちなみにこの程度の誤差なら許容範囲だ。
2つの動画を聞き比べると明らかに音が違うのが分かる。
毎日の様に乗ってると、その辺が割と敏感になるんだよなぁ…
ただ、多気筒のバイクで同調がズレていると低速走行でカクカクとカクついたり、スロットルの開け始めでバラバラと整わない排気でとても乗れたものじゃない。
だから、過走行で1度も同調を取ってないキャブ車は1度くらいは同調を…取ろう!ね!
インジェクションは機械で勝手にやってくれるらしいから機械に任せて、どうぞ(同調を取る事はできる)。
僕の家に持ってきても『帰って、どうぞ』と追い返します(揺るがぬ決意)。
そんなに同調取りたきゃ自分で取れ(冷酷)!
で、試走すると止まる事もなく、
『GSF1200』とググると『ウイリー』って必ず出てくる所以たる暴力的というか、狂気じみた下からのトルクがくるではないか。
全く別なバイクと化して脳汁ドバァですよ(本来の性能が蘇った)
結局原因が負圧ホースの取り回しなのか、フロートのニードルバルブやら何やらのアタリがついてないから正常に動かなかった。と、色々有り得なさそうではあるけど、それが原因なのかもと思ったり、疑問はまだ残るし…パイロットスクリューを弄って、アイドリング域の調整もしなきゃいけないけど…
これでもう大丈夫でしょ(フラグ)